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消費生活相談員がすすめる美容医療クリニックの選び方

こんにちは、消費生活相談員のオレンジです。今日は、お金の被害だけじゃ済まないトラブルにつながってしまう、美容医療についてです。消費生活相談員として、トラブルに合わないための美容医療クリニックの選び方をお話しします。

 

トラブルの原因

美容医療と言っても、痩身や美容整形、豊胸など範囲は広いですが、トラブルの原因として、医師の問題と患者の問題があります。

医師の問題としては、稚拙な手術や、説明不足があげられます。本来は熟練の指導医のもと、形成外科や皮膚科の研修が必要なのですが、美容外科開業医の約60%は、未研修とのことです!!(衝撃!)

患者の問題としては、即日の手術を希望する、過度の期待と無理な希望、指示・指導を守らない、などがあげられます。

 

クリニックの選び方

1. 身体に何らかの医療行為を行うわけですから、絶対ということはありません。なので、チェーン店ではなく、責任の所在がはっきりしているクリニック。

2. 説明を医師が行い、診察医=治療医であるクリニック。

3. 過度な宣伝、広告を行っていないクリニック。

4. その場で手術を行わないクリニック。

 

医師の選び方

1. 形成外科、皮膚科の基礎知識がある。

2. 複数の選択肢から、最適な治療法を説明できる。

3. 患者に考える時間を十分に与える。

 

また、公益社団法人 日本美容医療協会のホームページでは、美容医療相談室があり、適正認定医の一覧もあります。宣伝広告で、知っているから選ぶのではなく、まずは、自分から情報を収集して、信用できるクリニック、医師を選んで下さい。