相談員のナイショばなし

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子供がオンラインゲームに課金してカード会社から請求が来たという相談

こんにちは、消費生活相談員のオレンジです。今日は子供がスマホのオンラインゲームに課金して、カード会社から請求が来た。取り消してほしい。とうい相談。

 

休み明けに多くなる相談。スマホのオンラインゲームは、iPhoneAndroidのアプリストアからアプリを入れて使っていることがほとんどだと思います。

iPhoneの場合、アップルにすぐ電話をして、事情を話し、取り消しをお願いしてみてください。1回は取り消ししてもらえる可能性が高いです。その際、保護者がクレジットカードの管理ができていなかったことを反省していること、本人も反省していること、今後親子でスマホの使い方を話し合うことなどを伝えてお願いしてください。ゲームのアカウントは使えなくなると思いますので、子供もそれで納得するかをよく話し合ってから連絡してください。2回目以降は応じてもらえないと思います。年齢や親子関係を証明する書面の提出が必要かもしれません。

また、親に叱られるのが怖くて、子供が正直に話すことができず、「第三者がカードを使ってゲーム課金をした」と言ってくる保護者もいますが、その場合は犯罪なので、事業者は対応できず、警察へ行ってくださいと言われると思います。そうなると被害回復は難しいです。もちろん本当に第三者の場合は警察に言うしかないですが、子供が正直に言える環境を作ってあげるのは大切ですよ。

 

一方Androidの場合、48時間以内の取り消しには応じてもらえるようですが、それを過ぎると対応してもらえないようです。まずは、アップルと同じようにダメ元でお願いしてみて、やっぱりだめだった場合は、ゲーム運営会社にお願いすることになります。その際の交渉材料としては、年齢確認画面がどうなっていたのか、決済の方法や確認連絡はどの様になっていたのか、課金の上限などの設定が適切だったか、子供が理解できる説明があったか、などなので、その辺をよく子供にも確認しておくようにして下さい。応じるか応じないかは事業者次第になるので、お願いベースで粘ってみて下さい。

 

因みに任天堂のゲーム機等で課金した場合も、初回なら取り消しに応じてもらえる可能性があります。

ただ、このような未成年者取り消しを悪用して、請求を免れようとする大人がいるのも確かで、そういう人とは違うということを、誠実に正直に訴えて下さいね。

 

また、消費生活センターが間に入ったら、交渉に応じると言ってくるゲーム会社もあるようなので、その際は、居住地の消費生活センターにご相談下さい。